「JHospitalist Networkとは」
藤谷 茂樹(聖マリアンナ医科大学 教授)
米国では古き良き時代の外来から入院患者のシームレスな管理をするgeneralistから、より入院患者に特化して重症患者管理がある程度対応できるホスピタリストへシフトしてきている。本邦でも、2017年度より、新専門医制度が導入される予定であり、新総合内科専門医や、総合診療専門医が誕生することとなる。米国では、学会と独立する卒後医学教育認可評議会(Accreditation Council for Graduate Medical Education:ACGME)が研修内容を監督している。国内では、未だ、総合内科の卒後臨床研修が確立されておらず、総合内科医のテキストを作成することを目的に、雑誌Hospitalistの第一号(特集:ホスピタリスト宣言)を2013年9月に刊行した。同年12月には、日本全国の研修病院の実臨床現場で活躍をしている総合内科医にお集まりいただき、第一回のHospitalist用のホームページ運営委員会を開催した。そこで、我々グループの呼称として、JHospitalist Networkが誕生した。このグループは、日本全国で活躍されている総合内科医の情報提供をして、国内に総合内科教育の普及を図ることを目標においている。
活動目標
1.ホームページの運営
2.機関誌としてHospitalistの定期刊行
3.Journal club紹介
4.Clinician update(論文紹介)
5.Clinical question (5分間ティーチング)
6.医療安全と医療の質(Clinical bundleの作成)
7.施設紹介
8.ヘルスケアシステムの紹介
9.セミナーの開催と告知
10.メーリングリストの運営
11.多施設合同研修制度
12.アンケート調査
13.臨床研究
14.著名講師による講義画像配信